ソラマメブログ

2009年11月05日

TRILOGYのこれから

いくつかのブログで記事に書いていただいたようですが
TRILOGYは11月04日をもって僕の管理下を離れました。
リアルでの都合でSLから長期間離れていたという理由もあり
TRILOGYが当初から目指していた「いつ来ても何かが違う街」の継続が困難になったため
Ajika(僕)とshinの両オーナーはTRILOGYを潔く手放す事にしました。
新しいオーナーとしてGattina Dumpling氏がTRILOGYを引き継ぎます。
(ちなみに彼女は日本人ではありません。)

彼女が引き継ぐに至ったことには理由があります。

TRILOGYが開始して少したってから、
NicolasとDahliaという二人のファッションブロガーから街にブログのオフィスを作りたいと申し出がありました。
とてもオシャレなブログで、僕はすぐに承諾しAboutの隣に迎え入れました。
おそらく1年近くオフィスはあったと思います。その間に彼らはブロガーとして有名になっていたようです。

そんな彼らがSLにログインしなくなったのはNicolasの身内で不幸があって以来のことです。
おそらくそのような時間も無かったように思います。僕は帰る場所をいつまでも残しておきたいと思っていたのですが、結局後日、オフィスを引き払うと連絡があり、彼らは去る事になりました。

その頃から僕自身のログインもずいぶん少なくなり、SLから離れるということを常に考えるようになったため、shinと話し合い結果的に10月20日販売を開始することにしました。

ところが、10月下旬に同じTRILOGYで店舗を持っていたmanmothから連絡が来ました。
Dahliaが現実で亡くなったということです。
原因は世界中で猛威を奮っているインフルエンザでした。

ほぼ同時に現オーナーであるGattina Dumpling氏からTRILOGYを引き受けたいという連絡がありました。
Gattina氏の申し出は「Dahliaの友人である自分が亡くなった彼女のために街を残しておきたい」ということでした。
彼女の出せる金額は更地の土地の価格よりも少ないものでしたが、
僕はTRILOGYでやってきたように、情を大事にしたいと思い、街を愛してくれると確信できる
彼女に街を譲渡することにしました。

Gattinaは以後も街のレイアウトに手を加えることなく保存し続けるつもりのようです。
テナントに関しては話がありませんでしたが、
もしかすると新しいショップが立ち並び、また動きのある街として再出発するかもしれません。


僕は大体3年間TRILOGYのオーナーとして活動してきました。
構想から建築まで色々な人たちと相談していまの形まで作り上げることができました。
実際、僕がTRILOGYを立てるにおいて目指していた環境作りはほぼすべて実現したと言えます。

僕は一時的にSLから離れるつもりですが、完全に辞めるわけではありません。まだ見ない表現の構想もあります。
ただ、僕自身もリアルを優先しなければならない立場であり
それは実現できるかもしれませんし、出来ないかもしれません。

アウトプットする手段も無く、Lindenが消滅してしまえば、塵ほどにも残らない世界の為に随分と力を込めたと自分でも思います。
SLの世界も、そこにおける技術も、SLをしていない人にとってはまったく価値の無いものだからです。

しかし、SLは人との出会いのための媒介であり、本当に大切なのはその繋がりだと言えるでしょう。
自分の作り出した世界で、どんなチャットやSNSよりも中身のある出会いをする事が出来たことは
とても貴重な体験でした。

僕の手を離れてもTRILOGYは続きます。
本当になくなるときまで、誰かの思い出作り手伝いをし続けてくれることを願います。

街を創るために協力してくれた方、相談してくれた方、そして勿論街に来てくれた方、
本当にありがとうございました。



Posted by Ajika Laszlo at 16:36│Comments(0)TrackBack(0)

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